One Concern、本格的に日本市場に進出
日本での事業を正式に開始

カリフォルニア州メンローパーク発(2020年2月13日 )ー 災害科学とAIや機械学習を融合することで意思決定を改善するRaaS(Resilience-as-a-Service; サービスとしてのレジリエンス) ソリューションを提供するOne Concern(ワン・コンサーン)は、日本における完全子会社としてOne Concern 株式会社(東京都渋谷区)を設立し、日本での事業を正式に開始しました。One Concern 株式会社の代表取締役社長には、 KPMGジャパン出身で、同社のデジタル・イノベーション領域を率いた秋元比斗志が就任しました。

One Concernの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のアマッド・ワニ(Ahmad Wani) は次のように述べています。「当社と日本を最初に結びつけたのは、Geodesic Capitalの共同創業者で前駐日米国大使のジョン・ルース(John Roos)氏でした。それから約2年の月日が経ち、このたび日本で正式に事業を開始することができ、大変嬉しく思います。当社は日本への正式な進出に先立ち、損保ジャパンという素晴らしいパートナーを得て、熊本市における実証プロジェクトをスタートさせました。この試験的な取り組みは、当社の技術に対する日本の市場の可能性を我々に確信させ、またそれを投資家にも示すものとなりました。日本法人の代表取締役社長に就任した秋元の指揮の下、世界水準の優秀なチーム、そして、知見あふれるアドバイザーが日本での事業を成功させるべく集結しています。また、ジョン・ルース前駐日米国大使をはじめ多くの方々から多大なるご支援をいただき、Sozo Venturesの中村幸一郎氏をはじめ投資家の皆様からも戦略的な助言を得まして、このたび日本における事業機会を実現することができました。すべての関係者の皆様に、改めて心から御礼を申し上げます。なお、Sozo Venturesの中村幸一郎氏はOne Concern取締役会のオブザーバーでもあり、彼の類まれなるリーダーシップは当社にとって、大変貴重で有益なものとなっています」

日本における組織体制については、2019年に秋元比斗志が日本での統括責任者としてOne Concernに参画しました。秋元はこのたびの日本法人設立で、One Concern株式会社の代表取締役社長を務めます。また、One Concernの最高経営責任者(CEO)で共同創業者であるアマッド・ワニ、ならびに、最高マーケティング責任者(CMO)のジョー・パルスカ(Joe Paluska)の両名がOne Concern株式会社の取締役に就任します。加えて、最高財務責任者(CFO)のウィリアム・アトキンス(William Atkins)がOne Concern株式会社の監査役に就任します。

CMO のジョー・パルスカ と CFO のウィリアム・アトキンスは共に日本での豊富なビジネス経験を有しています。パルスカ は過去2年間にわたり日本において市場開拓の指揮をとり、戦略的パートナー企業との信頼関係を構築するなど、日本進出への道を開きました。またアトキンスは、過去に日本のモルガンスタンレーで投資銀行部門の副責任者を務めるなど、日本での確かな実務経験を有しています。

One Concernの最高経営責任者(CEO)で共同創業者であるアマッド・ワニはさらに次のように述べています。「日本は地震のリスクが高く、また、気候変動による深刻な水害や台風の脅威が増していることなどからも、One Concernの戦略にとって重要な市場です。このたびの日本法人の設立は当社にとって大きなマイルストーンであり、損保ジャパンなどの既存の戦略的パートナーおよび将来的には日本のさらに多くの企業の皆様と共に市場を開拓する上で、当社のアプローチをいっそう強固なものとします」

One Concernについて
One Concernは、災害科学とAIや機械学習を融合することで意思決定を改善するRaaS(Resilience-as-a-Service; サービスとしてのレジリエンス) ソリューションを提供しています。米国と日本で事業を展開するOne Concernは、「あらゆる災害による被害を最小化すること」をミッションとし、大規模災害などによる被害からのレジリエンス(対応力)を定量化することで、自治体や企業がリスクを評価、軽減、または収益化することを支援します。