• 世界2,600社の中から上位12社の受賞者に選定
  • 「チューリッヒ・イノベーション・チャンピオンシップ」のアクセラレーター・フェーズに進み、デジタルツインのテクノロジーを生かしたリスクの選定やプライシングに関するインサイトの強化に取り組む

2022年5月4日、カリフォルニア州メンローパーク – 気候レジリエンスのIT企業であるOne Concern, Inc. (本社:米国カリフォルニア州、以下「One Concern」)は、チューリッヒ・イノベーション・チャンピオンシップにおいて2,600件を超える応募の中から上位12社に選ばれ、3カ月集中型のアクセラレーター・フェーズに進むこととなりました。このフェーズでは、One Concernはチューリッヒとともに、デジタルツインテクノロジーやOne Concern Domino™を活用し、チューリッヒ・ノースアメリカの顧客に向けたリスク軽減サービスの付加価値の強化を目指します。

One Concernの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるアマッド・ワニ(Ahmad Wani)は、次のように述べています。「気候レジリエンスのソリューション開発においてチューリッヒと協業できることを大変嬉しく思います。異常気象や気候変動に関連するビジネスあるいは生活インフラ被災リスク(依存リスク)へのエクスポージャーが高まる中、気候レジリエンスのソリューションはそうしたリスクに立ち向かう保険業界を支えます。当社は、停電や輸送インフラのダウンタイムといった気候関連の依存リスクを分析することで、気候関連の影響を最小化するためのクリエイティブなソリューションの発展に取り組むチューリッヒを支援します」

One Concernが開発する機械学習の予測モデルは、各建物やポートフォリオについて気候変動による将来的なリスクの変化を考慮したデータを提供し、物理的リスクと依存関係によるリスクを統合することで情報ギャップを埋め、気候リスクの全体像を描き出します。これにより、保険分野においてますます緊急性の高まる問題を解決し、リスクマネジメントの強化、保険引き受けやリスクプライシングにおけるレジリエンスの増強、パラメトリック保険の大規模導入の加速、資本の蓄積や配分における新たなアプローチの実現に貢献します。

チューリッヒ・ノースアメリカのイノベーション&ビジネスデベロップメント部門で戦略責任者を務めるニーラン・シャウハン(Neeren Chauhan)氏は次のように述べています。「イノベーションの精神をまさに体現するOne Concernとの協業の本格化を大変楽しみにしています。当社では、顧客に付加価値を届けるための新たな道筋を模索し続けています。そうした中で私たちはこれから3カ月にわたり、アジャイル開発のアプローチを通じて、One Concernが提案したソリューションの価値をともに検討していきます」

One Concernは、金融サービス業界向けに、事業運営やレジリエンスを阻害する外的な気候関連リスクの理解を助けるデジタルツインのプラットフォームを米国で初めて構築しました。データ中心の機械学習を生かしたこのテクノロジーは、米国の電力や輸送、地域社会のインフラ全体における危機の波及効果を特定、マッピングすることができます。

One Concernについて 

気候変動レジリエンスのIT企業であるOne Concern(ワン・コンサーン)は、リスクの選定、軽減、プライシング、リスク管理をサポートするために新たに開発したレジリエンス・アナリティクスを活用し、皆様のレジリエンス戦略をサポートします。

One Concernは、機械学習と最先端のレジリエンス・モデルを応用し、ユーザーが物理的な気候変動リスクをよりよく理解し、それに備えることで、災害の被害を軽減するための支援を行っています。One Concernは、世界経済フォーラムのグローバル・イノベーター・コミュニティにおいて2019年にテクノロジー・パイオニアに選ばれており、そのコミュニティーの一員です。